温故知新

福岡県八女市の伝統的建造物群保存地区にある福島八幡宮の改修の見学に行ってきました。文化財の改修はすべてを新しいものに取り換えるのではなく、従来の材は出来るだけ残し、木が腐食した部分は象嵌といわれる手法で傷んだ部分だけ削ぎ取り、新しいものに据え替えます。その際は同じ樹種はもとより、木目までが古い木目に合うように新しい木を嵌め込みます。伝統的建物の改修で当時の規矩術や文化、背景を知ることは技術者にとっては大変ありがたいものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です