2012年7月


■これまでに経験したことのない大雨〜九州北部豪雨〜■

さすがに”これまでに経験したことのない大雨”でした。

JR久大線の鉄橋も歪んでいます。


橋脚に引っかかっている大木の大きくて長いことにびっくりしました。

こちらは日田の花月川。ダンプカーほどの大きな石が相当な距離、流されています。

こんな大きな石がゴロンゴロン転がっていくって濁流は想像も付かないほどの破壊力です。
自然の力の前にはなす術もありません。

近所の7/14の早朝の様子。

一台のワンボックスが水没していました。
水深50cm位だったでしょうか。

近所の7/14の早朝の様子2。

さすがに歩いて渡るのは止めました。
押し流されてしまいます。
2012.07.19

博多祇園山笠の山車をじっくり見た■

山笠があるけん、博多たいっ!!でおなじみの博多祇園山笠です。今年も7/15日のフィナーレ「追山」が近づきました。

オイサーオイサーオイサー

博多の男集は山笠のために仕事をし、山笠の時は仕事そっちのけで一生懸命になるという。

山笠の時期を外すと山車はきちんと保管され、飾り付けを行うために相当なスペースが用意されています。

高さは6mもあろうか。アーケードの天井に達しそうです。

今年もストーリー性のある飾り付けがなされています。

申し分けないのですがあまり飾り付けには興味が沸かないのが悲しいところです。

今回、興味があったのは山笠の構造です。
もちろん、博多の山笠には岸和田のだんじりのように車輪はありません。
四本の支柱を数センチ浮かせ、この数トンという山笠を男集が担いで疾走するのです。まさに命賭けです。

昔、福岡に路面電車があった頃は、支柱の底がレールに引っかかり、相当な衝撃や事故になっていたと聞きました。

大まかな構造は四本の支柱を”貫”で連結し、大きな貫に縄で担ぎ棒を固定しています。
上部の飾りつけは四本の支柱から飾り付けに合わせて持ち出しで固定されているようです。

見事なロープワークですね。
きちんと3等分されていたり重なりが目立たないようにされていたりと・・・

私、職業病?それとも縄フェチ!?

通常であれば担ぎ棒の上に木材を載せれば固定し易いと思われますがわざわざ担ぎ棒から縄で吊っているのは下記の理由からではないでしょうか?
・吊ったほうが高い山笠の重心が低くなる。
・支柱への衝撃などが担ぎ手の肩に伝わり難い。

などが考えられますねえ。

しかも、勢い水などかけられたあかつきには、縄が濡れタオルみたいに木にへばりつき、じりじりと木組みの緩みを締めあげるのでしょうw

四本の支柱の木組みには昔の住宅にみる伝統工法の仕口、継手が使われています。

青竹のところは半割りの竹で生垣を作る納まりを流用しているように見受けられます。

組み方は”貫”工法に楔、角込栓でしとりますなー
しかも抜け、緩み防止に縄でガンジガラメにしてます。

日本の住宅もこれなら、地震で仕口が抜けたりして倒壊しないんちゃうかなー

四本の支柱は飾り付けのある上部まで伸びています。意外と上部は簡単な構造だと思いました。

たぶん、それは上部が出来るだけ軽く簡素にすることで転倒、横倒しにならないように上部を軽くしているのだと思われます。

何気に見ている山笠もじっくりと見ればいろんな配慮に頭が下がります。
関係者の皆さんご苦労様です。
博多っ子の心意気が未来に継承できますように。
2012.07.12

Copyright(C)2008 arca-architecture office All rights reserved.